2026年4月下旬に、私(羽生琢哉)が執筆した初書籍『組織の器』(JMAM)が出版されます。
このように一つの形にすることができたのも、皆様の日ごろのご支援のおかげであり、心より感謝を申し上げます。
執筆の背景:なぜ、この本を書いたのか
人事専門誌の編集者として企業を取材していた頃、ある出来事が私の心に刺さりました。
丁寧に設計された新人事制度を紹介する記事を書き、読者から「参考になった」と好評を得たその翌々年。
その会社で働く方と大学院で偶然再会したとき、こう言われたのです。
「あの制度、本当によくないんですよ。人事は、従業員のことを何もわかってない」
これは、どちらかが怠慢だったわけではありません。
「正しいはずの制度」と「わかってもらえていない感覚」が、同時に存在していた――この違和感が、私の研究の原点になりました。
そして、自分自身も「正しさの呪縛」にとらわれて生きてきた人間でした。
大学院で学んだ理論を武器に組織を変えようとしたとき、私の「正しさ」は上滑りし、周囲の反発を生み、やがて頭痛に悩まされるほど消耗した経験があります。
組織の中で正論が通らないのは、論理が間違っているからではない。
その正論を受け止める「器」が乾いてしまっているからではないか――。
この実感が、本書、ひいては「器」研究の出発点にあります。
本書は「新しい正解」を提示する本ではありません。
施策を増やす前に、まず自分たちの「器」に目を向けることが重要で、そのための思想と実践を、理論と事例の両面から丁寧に綴りました。
目次
- はじめに ── なぜ「正しさ」を追求するほど、組織は息苦しくなるのか:
著者自身の経験と問いから始まる序章。「器」という概念との出会い、そして本書が目指す方向性を提示します。 - 器とは何か ── 4つの領域で捉える:
感情・態度・自我・認知の4象限モデルを提示。キャパシティとケイパビリティの概念を整理し、「人としてのあり方」を捉える枠組みを構築します。 - 器はどう育つか ── ARCTモデル:
蓄積・認識・構想・変容の4フェーズからなる成長モデル。なぜ困難や挫折が器を広げる契機になるのかを解き明かします。 - つながりが器を育てる ── 4つのアプローチ:
傾聴・問答・対峙・協働という実践アプローチ。対話型人生語り「器物語」のワークも収録。器を広げる深い関係の構築方法を提示します。 - 組織の器をつくる ── 人事のリデザイン:
人事の思想・評価基準・対話の場・組織版ARCTプロセスを4方策でリデザイン。採用から離職防止まで10領域の具体的実践例を提示します。 - 器の思想の未来 ── 空と守破離、そして社会へ:
老子・守破離・中空構造などの日本的思想との接続。AI時代における器の価値を論じ、個人から社会へと視座を広げます。 - おわりに ── ともに変容するプロセスを生きる:
「わかり合えなくても、わかり合おうと向き合い続ける」――器づくりへの招待状として締めくくります。
書籍情報
【2026年4月発刊】
羽生 琢哉 (著)
『組織の器――なぜ「正しい」取り組みを導入しても人と組織は変わらないのか?』
(日本能率協会マネジメントセンター)
▼版元の商品紹介ページ
https://pub.jmam.co.jp/book/b673585.html
▼Amazonの商品紹介ページ
https://amzn.asia/d/07gV7do4
先行予約特典 & 献本プレゼント企画
この本が、一人でも多くの方の手に届くことを願っています。
そこで、本書の核心をギュッと凝縮した特典PDF「最速理解ガイド」をご用意しました。
特典PDF「最速理解ガイド」をお受け取りいただく方法は、次の2通りです。
- 【A】先行予約特典:すでに先行予約をしてくださった方は、以下の申込フォームから予約方法をご記入いただくだけで特典PDFをダウンロードいただけます。
- 【B】献本プレゼント企画に応募する:抽選10名様に本書をご献本差し上げます(申し込みは3/31締切)。こちらの場合も特典PDFをダウンロードいただけます。
本書がお手元に届く前から、「器」の考え方を少し先取りして把握いただけますと幸いです。
また、本書の内容が参考になりましたら、周囲の「組織の悩み」を抱えている方にも、ぜひ本書をご紹介いただけると嬉しく思います。
▼特典申込フォーム(Googleフォーム)はこちらから(締め切り:3月31日まで)
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