Foundation Training Program

他者とともに働くとは?――器の基礎づくり研修

社会人の基礎として、他者とともに働くうえで重要な
器の概念理解と成長に向けた心構えを学ぶ機会

現代の職場環境は急速に変化し続けており、新入社員や若手社員にとって、仕事に対する基本姿勢を早期に確立することが求められています。

ただ、社会人としてのスタートラインに立ったばかりの彼らにとって、働くとはどういうことかを理解するのは容易なことではありません。

しかし、一般的な新人研修では、仕事上のマナーや知識の習得に偏りがちで、働くことの本質や自分自身のあり方と向き合う機会が十分に提供されていないケースが多く見受けられます。

表面的なスキルや知識にとらわれるあまり、自分自身の「器」を磨き、成長していく過程を見失ってしまえば、漠然とした不安や焦りを抱えながら自分勝手に振舞うことになったり、逆に組織に依存し、組織の枠にはまった働き方を追求することになりかねません。

こうした問題に陥らないためにも、新入社員や若手社員の段階で、しっかりと自分自身の「器」を見つめ直して、自己や他者との向き合い方を確立し、これからの成長に向けた基礎としての器を築いていくことが必要になります。


本研修プログラム概要

本研修では、参加者が社会人として求められるあり方を学び、他者と働くという経験を通じて、今後、成長するための土台となる器を築いていくことを目指します。

これまでの研究を通じてわかった「人としての器」理論を基礎に、器というメタファーを用いながら、自己のバイアスや固定観念を見つめ直すことに特徴があります。

グループワークによる他者との対話を通じ、多様な器のあり方に触れることで新たな視点を得て、働くことを通じた器づくりの具体的なイメージを描いていきます。

【他者とともに働くとは?――器の基礎づくり研修】

・所要日時:半日~1日
・適正人数:30名程度
・対象層:新人・若手社員対象
・内容:1. 社会人としての器/2. なぜ器づくりが必要か/3. 器理論の紹介/4. どのように器をつくるか/5. 現状の器の認識/6. 働くことを通じて器をつくる

上記のほか、研修実施後のフォローアップ研修や面談も承ります。
各社のご状況やスケジュール、ご予算等のニーズを踏まえた進め方を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談くださいますと幸いです。


本研修プログラムの独自性

本研修は、従来の新人・若手社員向け研修とは異なり、「器」という視点から、他者とともに働くということを問い直します。
その独自性は、以下の点にあります。

  • 「器」の理論とメタファーを活用:「器」に関する理論とメタファーを用いることで、表面的なスキルではなく、より深層的な「人としての在り方」を問いかけながら、働くということの本質を内省的に考えていきます。
  • 他者との対話による囚われの解放:他者との対話を通じ、多様な価値観に触れ、他者の視点から自分を見つめ直すことで、働くうえでの自己理解を一段と深めていきます。一人ひとりの器の違いを見つめる中で、自己のバイアスに気づき、それを解放することで、自分らしいあり方を再発見するプロセスを重視します。
  • 他者と働くことを通じた器づくり:「器」は固定されたものではなく、多様な学びを通じて変化するものです。他者と働くということは学び成長するためのチャンスであり、自身の器をつくり続けるための大切なプロセスにいるという意識を高めていきます。


本研修プログラムの効果

本研修で想定される成果は以下のとおりです。

  • 社会人としてなぜ器づくりが必要なのか、自分自身の「人としての器」についての考えを深めます。
  • 現状、自身の器のどの点が課題で、どこに変容に向けた兆しがあるのかを、多様な他者と関わりを通じて考えます。
  • 器理論の4象限「感情」「他者への態度」「自我統合」「世界の認知」に照らし合わせ、今後、他者と働く中で、どのように器をつくっていくかを具体的に構想します。

実際、本研修に参加した皆様からは、以下のような声をいただいています。

「器」というメタファーを通じて、なぜ器づくりが必要なのか、それをどのように磨いていくのか、明確なビジョンを得ることができました。

グループワークや他者からのフィードバックを通じて、実は周りも悩んでいるのだと気づき、自分も失敗を恐れず、前向きに挑戦することへの自信を得られました。

困難な状況でこそ器は大きくなる。難しい状況に身を置いたり、積極的に異なる立場の人と関わることによって、今後も器を広げていきたいと思いました。

研修の参加前は、自分の器は自分でつくるものと考えていましたが、研修を通して、他者と働く中でフィードバックを受けてこそ、器はつくられるのだと気づきました。これからは、独りに閉じずに積極的に自分の考えを表現して、職場の仲間と一緒に高め合っていきたいです。


参加された皆様が、他者との関わりの中で形成された自身の器を振り返り、新たな器づくりへと一歩を踏み出す姿を目にして、私たちも感動を覚えることがあります。

貴社の課題認識を踏まえたうえで最適な進め方をご提案できればと思いますので、まずは、お気軽にお問合せいただければ幸いです。


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